こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、選ばれる理由の作り方Step1「ユーザーの取材に行こう 取材編」のお話です。
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■ユーザーさんの【心の声】を踏まえて取材しよう
お話を聞かせて頂く方が1名ではなく、複数人の場合に注意していただきたいのが、
ユーザーさんの【心の声】を踏まえて取材することです。
というのも、ユーザーさんにはユーザーさんの事情や社内の関係性があり、
(今回の取材は〇〇さんがメインで答えるべきだよな)
(□□については、私より△△さんが話すのがふさわしい)
(◇◇さんがいるから、発言には配慮しなきゃ)
こんな【心の声】を持って取材に臨んでいるからです。
それを無視するとどうなるかというと、なんとなく表面的な情報しか出てこなくなり、
記事に深みがないというか、核心的な部分が得られず取材が終わります。
そうならないためには、取材のアポイントを取る前の段階で、
この人とこの人の組み合わせだと、どういう話の展開になるかな?と想像しておくこと。
そして、「誰にどの質問をすると聞きたい情報が得られるのか」を念頭に置きつつ、
「ユーザーさんの社内の立場を踏まえて質問内容や質問順番を配慮」しましょう。
そうすることで、ユーザーさんの【心の声】を踏まえた取材展開をすることができます。
■ユーザーさん同士の関係性の向上に貢献しよう
もう一つできたら行ってほしいことは、
取材を通じて「ユーザーさん同士の関係性の向上」に少しでも貢献することです。
関係性の向上ってどうやればできるの?と思われるかもしれませんが、
「情報共有やコミュニケーション機会そのものが関係性の向上」になりますので、
特別なことを行う必要はありません。
ただ、忙しい日々の中でなかなか伝えきれていない、
「このプロジェクトがうまく行ったのは○○さんのおかげだなぁ」といったお礼や感謝の気持ち、
「この残課題は○○すると改善できるのではないか?」といった課題やアイデアなど、
ユーザーさん同士の情報共有やコミュニケーション機会にもなるような取材ができると、
取材された方は満足度が上がりますし、結果的に取材した私たちとの関係性も向上します。
せっかくお忙しい中、取材のお時間を取っていただくのですから、
こうした「時のプレゼント」ができるような取材を目指しましょう。
そうすることで、取材は核心に迫り、ユーザーさんとの絆も深めることができます。
今日はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。