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お勧めの本:プロサッカー監督の仕事

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、お勧めの本「プロサッカー監督の仕事」のお話です。

Contents

■この本の紹介理由

2018 FIFAワールドカップ終了後、
サッカー日本代表監督に就任された森保監督ってどんな人だろう?
と思ったことがきっかけです。

■著者について

森保 一(もりやす はじめ)
1968年8月23日生まれ、長崎県出身。元サッカー選手。
2012年にサンフレッチェ広島の代表監督を務め、監督1年目にしてリーグ優勝。
翌年も連覇を達成し、2年連続でJリーグ最優秀監督賞を受賞。
現在は、オリンピック日本代表監督 兼 サッカー日本代表監督を務めている。

■この本をお勧めしたい人

・森保一さんについて知りたい人
・サッカーチームのマネジメントについて研究したい人
・異業種のマネジメントを参考にしたい人

■この本から分かること

・森保監督がどのような哲学をもって仕事をしているか、個とチームの考え方、そのお人柄
・監督とコーチ、監督と選手、コーチと選手など、関係性をどのようにマネジメントしているか
・サンフレッチェ広島のJリーグ優勝、そして連覇に至るまでのプロセスやエピソード
・選手のモチベーション、強みや弱み、起用に対する考え方
・いまの森保監督がどのように形成されたのか
・クラブ、チーム、サポーター、地域に対する監督のスタンス

■この本に共感した点(一部抜粋)

「頑張っている姿をちゃんと見せれば、華麗なプレーでなくても魅せることができる。
勇気や元気を与えることができる。」

「優勝を目指しているのは誰もが一緒だからこそ、
目の前のことをひとつひとつやっていくことが大事。」

「話すことはメモに書くが、メモは見ずに話をする。
みんなの顔をみながら話をした結果、出てきた話が本当に伝えるべきこと。」

「チームの名前の中に自分が存在するのではなく、
森保一というプロ選手の価値に、チームという看板=スポンサーがついている、と考える。
この表現はクラブに対して申し分けない気持ちも多々あるが、
それでも結局チームが強くなるためには「強い個」が必要不可欠。」

「若手選手の起用は、経験を積ませたいとか、将来性や可能性だけで起用しない。
あくまでそのポジションを自分でつかみ取った者だけが起用されること。」

■この本の面白かった点

サッカーには、①攻撃、②攻撃から守備、③守備、④守備から攻撃という
4つの局面があると言われていますが、監督独自の解釈で3つの局面を定義している点。

この3つの定義でサッカーのシーンを思い出してみると、
ど素人の私でも「いま何をすべきか・どう動くべきか」がスッと入ってきました。

■この本を読んで感じたこと

2018 FIFAワールドカップのドイツ戦で、なぜ日本は負けてしまったのか?

身近な人たちに話を聞いた時、「ドーハ―の悲劇」という単語を知ったのですが、
森保監督もドーハ―の悲劇を体験した人のひとりで、本にそのエピソードが書かれていました。

勝利を目前にした選手の心理状態がどうなるのか。
そこに、監督はどんなサポートができるのか。

「負けるにしても、負け方がある。」

この言葉を見て思ったのは、もちろん前提条件は勝つべきなのですが、
負けるにしてもいい負け方にすること、
それが指導者の大切な仕事なのかもしれないと思いました。

■今回ご紹介した本について

題名:プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意
著者:森保 一
出版:株式会社カンゼン
発行:2014年12月22日
価格:1,600円(税別)

※著者の印税は、2014年8月に発生した広島豪雨土砂災害の義援金として全額寄付されています。

今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

★注意点★
・本書に限らず、著書というのはその人の主観で書かれているものです。
・よって、悪気なく情報が偏ったりすることもあります。
・大事なのは、本当にそうかな?自分だったらどう思うかな?と、意見を持って読むことです。
(それは私のブログを読むときもしかりです)

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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