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ユーザーの取材に行こう 心得編

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「選ばれる理由の作り方!ユーザーの取材に行こう 心得編」のお話です。

 

Contents

■訪問先の決め方

お客様に取材をする際、注意していただきたいことがあります。
それは「訪問先の決め方」です。

とりあえず誰でもいいから多くのお客様に話を聞けばいいよね、だけだと、
意外に欲しい「解」は得られなかったりします。

ですから、ちゃんと意図をもって訪問先を決定しましょう。
具体的なステップは以下の通りです。

1)協力的かつ信頼関係があるお客様
2)自社の価値が特に提供できたと思うお客様
3)自社の価値が特に提供できたと思うお客様のセグメントを広げたお客様
(例:業種、企業規模、エリア、担当者の役職、金額、販売商品の種類etc)

取材経験があまりない場合は、関係性の強いお客様から始めることをお勧めします。
恐れ多いですが、胸をお借りして新しいチャレンジを応援してもらいましょう。

感触が分かってきたら、自社の価値が特に提供できたと思うお客様にさらにお話を伺い、
その後はセグメントを広げて、【網羅的に】情報を集めます。

 

■話を聞くタイミング

もう一つ注意していただきたいのは、「話を聞くタイミング」です。
具体的には、【購入からどのくらい経ってからお話を聞くのか】、ということです。

理由は、この【時間軸】次第で、お客様から聞ける話が変わってきてしまうためです。
商品の特性にもよるのですが・・・一つ例にあげてみますね。

例えば、膝が痛いお客様に、膝の痛みが緩和されるサプリを販売したとしましょう。

購入後すぐにお話を聞くと、どういう内容が出てくるかというと、
「ここに魅力を感じた(選んだ理由)」とか、「価格が手ごろ・飲みやすい(敷居の低さ)」
といったものになります。

え?何か問題ある?と思われるかもしれませんが、
肝心な「効果」の部分について意見がもらえないのです。
なぜかというと【まだ分からないから】。

効果のことを聞こうと思ったら、
【効果のことを話せるステージのお客様に聞かないとだめ】、ということですね。

だったら、初めから効果のことを話せるお客様に聞けばいいじゃんと思うかもしれませんが、
それはそれでデメリットがあるのです。

何故かというと、時間が経ったお客様は「購入直後の選んだ理由」を案外忘れています。
「そもそもどういった経緯で商品を見つけたっけ?」とかも結構忘れています。

なので、【購入後からの時間軸】も踏まえて、いろんなステージのお客様に話を聞きましょう。
そうすることで、自社の価値がどの時間軸でより活きているのか?なども発掘できます。

 

今日はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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