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「購買心理を活用し、もっと「売れる」見せ方に ?数字を上げる文章とデザインのコツ」

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「グローアップマーケティング谷本さんの講演FB」のお話です。

※こちらはウェブ解析士会議2019のレポートです


■ウェブライティングで Action!
「購買心理を活用し、もっと「売れる」見せ方に ?数字を上げる文章とデザインのコツ」
株式会社グローアップマーケティング 谷本 理恵子 氏


「お買い物をする時、男女で傾向や違いがありませんか?」

谷本さんの講演の冒頭は、こんな投げかけから。
もしあるとすると、

・行動のモチベーション
・意思決定のプロセス
・意思決定に必要な情報
・情報収集の仕方

こういったものも違うし、伝え方と分析も違いますよね、と谷本さん。
「確かになぁ!」というところからスタートしました。


1.モチベーションが異なる

有名なおとぎ話シンデレラ。
お城に行けない状態の時。男女でこんな違いがあります。

男性:掃除しているのがリアル。お城は夢や理想の状態。
女性:お城にいる自分がリアル。掃除しているのはリアルじゃない。→欠乏感を抱えている。

男女が欲しい商品は・・・

男性:「変身ベルト」。新しい自分になる。
女性:「本来の自分」を「取り戻す」。新しい自分を獲得するのではない。


①求めている結果が違う
男性:モテたい、客観的な評価、外向きの感情
女性:満たされたい、主観的な満足、内向きの感情

例えば男性は、 「英語ペラペラだとモテます」「ゴルフのスコアを削りたい」
女性の場合は、 「英語が話せるともっとハッピーになれる」「ゴルフウェアでインスタ映え♪」

こういったことがモチベーションになるとのこと。うーん、分かりやすい!

★ヒーロー物語における当たり前
・レベルアップして強くなる
・圧倒的な差をつけて勝ちたい
・効率よく戦う
・称賛される

★プリンセスの物語における当たり前
・戦ってない(勝ち負け無関係)
・今は仮の姿(最初から最高レベル)
・延長に理想の未来はない(必要なのは魔法)

→そもそも物語(ストーリー)が違う。それぞれの物語に合わせた訴求が大切!


②見せ方が違う
女性の方が現実主義。だから魔法が簡単に解ける。
変な情報を見せると魔法が解けるので、一貫性を持って伝えること。

→「分かるつもり」が一番危ない。欲しい感情に訴求しましょう。


2.信頼を取る方法が異なる

男性:決めてから買いたい。つまり客観情報=信頼が欲しい。主観が入った情報入らない。
女性:試してから決めたい。統計データは他人事。主観情報=疑似体験したい。

※主観情報とは?
典型的なあるある事例、作り手の思い、擬音語などがポイント。

→男性は「物」のストーリー、女性は「人」のストーリーを語りましょう。


3.文章の読み方が異なる

女性は左上から読まない。
女性はピンとくる、ときめく、良さそう、直感が正しい。

女性の場合は納得しているところは飛ばす。

止まるところは「えー?」となっているので、興味があるとは限らない。
(そういう意味ではヒートマップの分析データは注意が必要)

→女性にとっては読み飛ばしやすく作る


感想

セミナーを聞く前は、「うちのお客さんの大半は男性だし、
女性マーケティング聞いてどういう風に活用できるかな」なんて思ってましたが・・・

めちゃくちゃ参考になりました!

例えば、自分が良かれと思って作っているコンテンツや、
社内の人からもらった添削物が、思ったより女性目線(自分目線)だと気が付けました。

女性マーケティングを理解したことで、逆に男性マーケティングにも応用ができる。
そんな感触を持ちました。

何よりも、自分「他人は、自分とは異なる点を重視して意思決定することがある」。
これを知っておくことが大切だなと感じました。

■やることメモ
・谷本さんの書籍を購入して読む


今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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