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AMA Virtual Conference:How Google’s AI Changes The Game For SEO In 2022(Takeaways)

投稿者:

こんにちは。ウェブ解析士のKeiです。
1月25~27日は、 AMA(American Marketing Association)の年始イベントが開催されました。

今回は、The Year Ahead in Marketing(Day2)、
「How Google’s AI Changes The Game For SEO In 2022」のシェアをします。

Contents


■オンラインセッションの概要

★タイトル:Keynote: How Google’s AI Changes The Game For SEO In 2022
(Wednesday, January 26, 2022, 8am-9am)

★発表者(Speakers)
 Name:Dale Bertrand| Founder, President, SEO Strategist, Business Coach
 Company:Fire&Spark

世界中のFortune500企業およびベンチャー支援スタートアップのSEOスペシャリスト。
約20年の歴史があり、Citizen Watch、Nestle、Raymond Weil、Bulovaなどの
グローバルブランドの支援実績があります。
URL:https://www.fireandspark.com/


■GoogleのAIアルゴリズムへのシフト

これまでルールベースだった検索が、AIベースになっており、
検索者が何をクリックするか、最善の推測がされている。
具体的には、GoogleのAIはクエリを理解し、人間の行動を予測し、
コンテンツの品質と関連性の評価をし、情報の分類やランク付けをし、
不正操作を防ぎ、人との関わりから学ぶことができる。
またメリットとして、人間が定義したルールよりも良い結果が得られることや、
アルゴリズムの学習・更新が早いことなどがある。


■そもそもGoogleのミッションは何か?

それは、全世界の情報を理解し、ビジネスとして成功すること。
そのために彼らは「検索者を幸せにする」ことが必要であり、
検索者が最も価値あるコンテンツを見つけられることを常に考えている。
(つまり、私たちは自分たちの市場で最も信頼できる有益なコンテンツを持つ必要がある。)

そして彼らは「操作されない検索エンジン」の構築を目標としているため、
伝統的でテクニカルなSEO対策を時代遅れのものにしようと日々邁進している。
(2022年は、テクニカルな問題はSEOに悪影響を与えるが、
 それを修正してもオーガニックトラフィックはあまり増えないようだ)


■2022年のSEOリソースはどこに投下すべきか?

ポイントは、「①ターゲットコンテンツの構築」と「②多面的な権威性の獲得」で、
「③技術的なSEO」は最小限に抑えておくこと。
※なぜなら、技術的な修正だけでは検索意図を満たすことができないから。

★ターゲットコンテンツは、検索意図の種類の違いをきちんと押さえるのがポイント。
(Transactional、Informational、Navigational、Commercial)
・大きな市場における検索意図のマッチ例:Zillow
・小さな市場における検索意図のマッチ例:BONSAI

★多面的な権威性の獲得については、
「キーワードを絞ったコンテンツ」+「権威性を高めるコンテンツ」がキーワード。
また、自社ブランドが権威ある個人や組織とどう関連しているかを示すこと。
(例:業界団体、イベントのコラボレーション、ウェブサイトの信頼度、所属団体)

・ Fire&Spark社の事例:Fire Department Coffee
「ブランドに勢いがあること」にGoogleが気づき、セッションが大幅増。
その判断材料例として、エンゲージメント、SERPでのクリックスルー、メンション、
レビュー、リピーター、コンテンツコラボレーション、バックリンク等が考えられる。


■SEO戦略の策定

1)トップダウンで考える
↓ マーケティング戦略
↓ コンテンツマーケティング イベント
↓ コンテンツ開発 権威付け PR
↓ コンテンツのバックリンク, エンゲージメント,デジタルフットプリント
※これの逆流(ボトムアップ)で考える・実行することは非効率!

2)目標志向のSEO
・ミッションドリブン
・プロダクトドリブン
・ストーリードリブン

なぜSEOに目的を持たせるのか?
オーディエンスとつながるコンテンツを作り、同じ志を持つ人とパートナーシップを持ち、
コンテンツではなく「ミッションを推進」して「世界に対してよいことをするため」。

目的に応じたSEOのプロセスとして、立ち上げ期と成長段階に分けて考える。
立ち上げ期は、自分のブランドを検証する、パートナーの調査をする、課題を洗い出す、
ブランドストーリーを語る、キャンペーンを実施すること。
成長段階では、コンテンツパートナーをもち、良いコンテンツを作り、
志を同じくする人々とつながり、オーディエンスと認知度を向上を目指す。


以上です。また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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