カテゴライズが苦手な人③ 第三者から考えよう

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「第三者から考えよう」のお話です。

昨日に引き続き、カテゴライズが得意な人とそうでない人の特徴について、
掘り下げていきます。今回のテーマは(3)になります。

<得意な人⇔苦手な人>
(3)第三者から考えている ⇔ 自分本位になりやすい

 

Contents

■分かりやすいカテゴライズの共通点

「この話は分かりやすい」「このサイトは使いやすい」、
そこに共通しているのは何でしょうか?そう、【第三者の視点】です。

カテゴライズが得意な人は、そのカテゴライズが相手にとってどうなのか?
そこから設計できているように感じます。

気を付けていないと、自分にとって分かりやすいカテゴライズや、
自社でよく使っているカテゴライズをウェブサイトでも採用してしまいがちです。
【第三者の視点=使う人の視点】を踏まえて行うようにしましょう。

とはいえ、具体的にどうすればいいの?ってなりますよね。
いろいろなアプローチがあると思いますが、
私は【マジカルナンバー】を押さえるだけでも第三者に寄り添えると考えています。

 

■マジカルナンバーとは

マジカルナンバーとは、人が瞬間的に記憶できる短期記憶の限界数を表したものです。
アメリカの認知心理学者であるジョージ・ミラー氏が発表した論文では、

「日常的なことを対象にした場合の記憶容量は、
7個を中心としたプラスマイナス2個の範囲内である」

という【マジカルナンバー7±2】が唱えられています。

一方、ミズーリ大学の心理学教授であるネルソン・コーワン氏は、
マジカルナンバー4±1】こそ正しいと主張しています。

ここではどちらが正しいとかそういう話をしたい訳ではありません。

人間の脳の構造や相手のことを考えてマジカルナンバーを使ったカテゴライズをすると、
自然と第三者視点に近づけるのではないか、というのが私の意見です。

個人的には、分かりやすく伝える時は「3」、
ウェブサイトの選ばれる理由などたくさん価値があることを伝える時は「6~7」が、
意図も伝わりやすく、相手も情報をキャッチしやすいと思います。

 

今日はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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