こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「悩んで止まるより、実験する。」のお話です。
例えば、どこかのお店に入って、御飯が美味しかった、そうじゃなかった。
こんなことをSNSで発信することってありませんか?
私もそういった経験があるのですが、
記事を投稿する時に、いつもこんなジレンマを抱えていました。
「1回の訪問で、この店を評価してしまっていいのだろうか…」
お店が美味しかったにせよ、そうじゃなかったにせよ、
「たまたま今回がそうだった」としたら、
果たして世の中にこんな発信をしていいのだろうか、と。
そんな思いが芽生えるとどうなるかというと、
考えすぎて難しくなって投稿をやめるか、
考えるのをやめて投稿するか、どちらかになることが多いと思います。
私の場合は考えた末、「実験すること」を選びました。
具体的には、
同じお店に100回通ってみよう。あらゆる時間帯と季節に訪問しよう。
もし1回目とそんなに印象が変わらなかったとしたら、
1回目の感想をそのまま書いてもいい、ということにしよう。
というものです。
そこで、あるお店を3年かけて100回通ってみたんです。
するとどうでしょう。
1回目の印象と、100回目の印象って、どう違ったと思いますか?
実は、「そんなに変わらなかった」のです。
また、実験をしてみて、良いお店の条件も分かってきました。
それは、提供サービスの「安定性」と「平均値の高さ」です。
結局のところ、いいお店はあらゆる提供サービスが安定しているのです。
アルバイトの子でも、社員でも、同じような接客ができたり。
出てくる料理にムラがなかったり。
その上で、全員の平均値が高い、そんな特徴があると分かりました。
つまりどういうことかと言うと、
いいお店はいつ行ってもクオリティが安定していて、平均値が高く、
まだまだ改善点のあるお店は、いつ行ってもそのクオリティなのです。
だから、結局のところ第一印象を書いたとしても、
それがそのお店のクオリティと言って良いと、自信が持てるようになりました。
(交通事故的な確率のトラブルなどは除きますが・・・)
なので、もし皆さんの中で「これってどうなのかな」と悩むことがあったら、
その悩むパワーをぜひ「実験するパワー」に変えてみてください。
そうすると思わぬ発見がありますし、
自分を思考停止と行動停止から救うことができますよ。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。