こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「お勧めの本:楽天IR戦記『株を買ってもらえる会社』のつくり方」です。
■本の概要
楽天初のIR専任者として著者が体験した12年の出来事が、ストーリー形式で語られた本。
株価が半分になった修羅場の経験や、震災の影響、東証一部への市場変更で起こったこと、
海外・国内の投資家からの資金調達をどのようにしたか等、非常にリアルな話が書かれています。
■この本と出会ったきっかけ
勤め先の社長がお勧めしてくれました。
私が新卒で入社した会社は上場企業ではなかったこともあって、
株式を活用した資金調達とか、株を買ってもらうということについて、
ほとんど意識が向けられていなかったんです。
今は、会社の再編があって上場企業とそのグループ会社で働いているのですが、
「こうなったからには、もっとIRに関心持って学ばないとダメだぞ」
というメッセージも込めて本を紹介されたのだと思います(^^;
■この本を読んで良かったこと
著者の体験を「リアルに追体験できる」というのはとても魅力だと思います。
この本では著者が体験した「ひとりIR」の出来事が生々しく書かれているのですが、
もうまさに自分が著者になったのではないか、と感じるくらいのリアルな内容なんですよ。
IRの現場が目に浮かぶような描写なので、
IRについてほとんど知らない人でも楽しみながら読めると思いますし、
会社とは?株式とは?IRとは?といった本質に立ち返ることが出来ると思います。
■この本をお勧めしたい人
・上場を考えている社長、あるいは上場を考えている企業に勤めている幹部
・ 企業の経営・財務・IRに従事されている方
■今回ご紹介した本について
題名:楽天IR戦記『株を買ってもらえる会社』のつくり方
著者:市川 祐子
出版:日経BP
発行:2019年6月13日
価格:2,200円(税込)
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。