こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
本日はWeb担当者フォーラムのデジタルマーケターズサミット2020に参加しました。
今日はその中からオープニングの基調講演だった、
「ナラティブ」からはじめる顧客体験マーケティングセミナーの所感をまとめました。
40分という短い時間でしたが、とても密度の高い内容でしたよ!
■講座の内容
1.アイデアが出る「顧客理解」はどうやるのか?
→「ナラティブ」から、すでに成立した価値を見つける
ナラティブは生活者の語り、つまり生活者が主語(企業主語のブランドストーリーとは違う)。
アイデアを出したいなら、数字が生み出された背景にあるナラティブを読み解くこと。
2.成果を出せる顧客体験はどうやって作ればいいのか?
→「アクセプターモデル」でブランドが受け入れられる過程を設計する
顧客の物語(ドミナントストーリー)を前提に、
顧客にブランドを受け入れてもらうための物語(オルタナティブストーリー)をつくる。
この構造をアクセプターモデルという。
<アクセプターモデル>
①現状体験(生活者にとっての当たり前認識)
②課題感の発生(生活者が課題に気づく・気づかせる)
③受容価値(ブランドから価値提案)
④生活変化(価値成立した後の生活変化)
<やり方>既に価値が成立した人から逆算してナラティブを集める。
①商品を買おうとする前はどう考えていましたか?
②検討し始める前はどのように考えていましたか?
③商品を選んだ決め手は何でしたか?
④商品を使ってからどんな嬉しさがありましたか?
3.ナラティブから顧客体験を実際に作ってみた
→「レギュラーコーヒー」の顧客体験ストーリー設計事例を紹介
■まとめ
「売れる」の答えは顧客がすでに持っている。
顧客の変化を読み解いて、「売れる」を再現しよう。
文字だけだとなかなか伝わりにくいと思いますが、非常に良い内容のセミナーでした。
講師の著書も読んでみたいと思います。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。