こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
8/14(金)に、「FlashセミナーVol.2 Live Commerce Trend Guide」 に参加しました。
ライブコマースって聞いたことはあるものの、ほとんど何も知らなったので、
非常にありがたいセミナーでした。
備忘録がてらポイントをメモしておきたいと思います。
■参加セミナー
Live Commerce Trend Guide ~ ライブ配信コミュニケーションの延長にあるコマース ~
■講師
長尾純平 氏
株式会社LockUP代表取締役、ライブコマース推進委員会 会長
■そもそもライブコマースとは?
タレントやインフルエンサーが動画を配信し、
視聴者はリアルタイムに質問やコメントをしながら商品を購入できる新しいEコマースの形。
taobao等の人気アプリで配信しているライブコマース番組では、
1回の生放送で視聴者約3,000万人 、いいね!数約5,500万人 、1年で約50億売り上げたKOLも登場。
※KOL(Key Opinion Leader)とは、端的に言えば中国版インフルエンサー。
Weiboという中国のSNSで拡散力を持っている人をKOLとして扱うことが多い。
■ライブコマースの特徴
・モバイル時代ならではの新感覚のショッピング体験
・動画でわかりやすい
・リアルタイムの臨場感がある
■中国EC発展のトレンド
1)PV勝負の時代 ・・・大手プラットフォームしかなかった時代(例:淘宝)
2)ライフスタイル特化時代 ・・・ライフスタイルに特化するECサイトで購入(例:密芽宝灰)
3)人格EC時代 ・・・KOLとコミュニケーションにより購入(例:新浪微博、淘宝直播)
★参考★
ライブコマース・サービスカオスマップ2019年版はこちら
■日本市場の近況
・日本のライブコマースをけん引してきた3社(mercari、Candee、BASE)が撤退
■ライブコマースのタイプ
1)プラットフォーム型
メリット :インフルエンサーによるライブ配信、新たな顧客層の獲得
デメリット:プラットフォームのブランドイメージに依存、高額、継続性がない
例:ONPAMALL(オンパモール)、SHOWROOM、LIVE PORTAL
2)Saas型
メリット :独自カスタマイズが可能、自社サイトの満足度向上
デメリット:高額、出演者の調整、学習コスト
例:TAGsAPI(タグズエーピーアイ)、LiVE Kit
3)SNS型
メリット :自社ファンに直接アプローチ可能、低コストでスタート可能
デメリット:自社サイトへの誘導が必要、複数SNSでの同時配信は難しい
例:Facebook、Instagram、LINE LIVE
■本質的に必要なこと
1)商材の透明性
2)つくることへの情熱と熱量
3)お客様との対話
4)同じ時間/体験の共有
※売上でもKPIでもない。ブランディング/PR/マーケティングの延長線上に購買アクションがある。
■ポイント
・視聴者が欲しいものをきちんと見極める
・視聴者のお得感を必ず用意する
・長期間の放送を行う
・購入者の名前など、実際に購入されている状態を見せる
・熱の高いライブ感を演出し、購入者数を上昇スパイラルに乗せる
・訴求するインフルエンサーの人格も見られる
→自社の大切な製品を純度高く伝えられるのは、
インフルエンサーより、開発者やクリエイター。こういう人がライブコマースに出演すべき。
メモは以上です。
本当に大切だと思ったポイントは黄色マーカーした部分です。
これはライブコマースに限らず、デジタルマーケティング全般に言えることだと思いました。
次アクションとしては、この情報を誰かとまず共有することかな・・・。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。