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ZMOT(Zero Moment Of Truth)とは

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今日は ZMOT(Zero Moment Of Truth) についてのお話です。

そもそもMOT(Moment of Truth)とは、
1990年に出版された「真実の瞬間」という本が起源の言葉で、
顧客との接点ができる瞬間のことを言います。

順番に説明していきますね。


■ ZMOT(Zero Moment Of Truth)
読み方:ジーモット

顧客が事前に商品をインターネットで調べていて、
お店に来店する前に購入するものを決めている、というマーケティング理論のこと。

2011年にGoogleが提唱したものなので、結構時間が経っていますが、
今でもそんなに変わらないのではないかなと思います。

ZMOTの提唱前からほかの意思決定モデルも存在しているので、
そちらも併せてご紹介しますね。


■FMOT(First Moment Of Truth) 
読み方:エフモット

顧客は店頭でどの商品を買うか判断して、その場で決める。という理論。


■SMOT(Second Moment Of Truth)
読み方:エフモット

顧客は実際に商品を使用することで判断して、継続的に購入するか決める。と言う理論。


ここまでは従来のマーケティング理論でもよく言われていたのですが、
比較的最近に登場したのがこちら。

■TMOT(Third Moment Of Truth)
読み方:ティーモット

顧客が購入した商品やサービスのリピーターとなり、
何度も使っていくうちに愛着が芽生え、愛用者になる瞬間のこと。


TMOT(ティーモット)の人たちが、自分の愛するブランドについて発信すると、
UGC( User Generated Contents )がどんどん増えていきます。

このUGCがインターネット上にいっぱい増えていくことによって、
ZMOT(ジーモット)の時に効いてきて、
そうしてクルクルと消費サイクルが回っていくという構造です。

つまり、

ZMOT(Attention / Awareness)

FMOT(Buy)

SMOT(Use / Review)

TMOT(Bland Experience)

こんな流れです。


どこのマーケティング施策を注力するかでいうと、
にわとりと卵みたいな話になってきますが、
ただこういうサイクルがあることは頭の隅置いて施策をしたいものですね。


今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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