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釣りから学ぶマーケティング

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
マーケティングを学ぼうと思ったら、みなさんなら何をしますか?

たぶん、一般的な考え方は、
マーケティングの第一人者の本(コトラーとか)を読んだり、
セミナーへ行ったり、それが学べる仕事に従事したりすると思います。

個人的な意見なので、
賛同してもらえないかもしれないですが、私の意見はこれです。


「釣り」にマーケティングのヒントがめちゃくちゃ詰まっている!


私は釣りのなんたるかを語れるレベルではまったくないのですが、
そんな私でも分かるくらい、釣りにマーケティングのヒントがあると感じています。

なぜそう思うのか?順にお話しますね。


私は小さいころに釣りをしたことがなかったのですが、
大学でできた友達で、男女ともに釣りをする子たちがいました。

そこで、釣りってどんなものだろうと一緒についていって、
川や海や池で釣りをしたわけですが・・・。


釣り(=自然)から学べることの多さにびっくりしたんです。


その時はあまり言語化できなかったのですが、
ウェブマーケティングに携わるようになって、
「これって釣りと同じじゃん」と思うようになりました。

具体的に言うと、

・魚=顧客
・川/池/海/天気など=市場環境
・釣り人=マーケター
・餌選び/キャスティング=マーケティング施策
・タナあわせ=マーケターのセンス

こんなイメージです。


まず、魚を釣ろうと思うと、
「今日、お魚はどんな気持ちなのかなー(何が食べたくて、どこにいるのかな)」
を考えたり、 魚の習性を調べて理解したりする必要があるのですが、
これがお客様に対して気持ちをめぐらすのに似ていると思います。


魚のいる環境は、まさしく市場環境そのもの。
ひとつとして同じ日はなくて、おひさまの具合とか、水温とか、水の流れ方とか、
変わりゆく環境を的確にキャッチしないと、
前にうまくいった方法をやったところで、釣れなかったりするんですよね。


もちろん、釣り人=マーケター自身です。
釣り歴がそのままマーケターの経験値と連動する感じで、
この人次第で釣果が決まります。


他にも、どんな餌をつけて、どこにキャスティングする(釣り竿を投げる)のか、
これがマーケティング施策に似ていると思います。

例えば、

「釣れないなー。でも魚のいる場所はあっているはずだから、餌を変えよう」とか、
「釣れないなー。でも餌はこれでいいはずだから、投げる場所を変えよう」とか、

施策をあれこれしている時に似ていると思いますし、
まき餌(魚を集めるために餌をまくこと)=広告を打つ、みたいだなとも思います。


最後は「タナ」です。
タナとは魚のいる層のことを言います。

釣りをする時間帯も合っていて、餌もキャスティングもばっちりだけど、
なぜか釣れない。あるいは、目的とは違う魚が釣れてしまった。

そんな時は、正しいタナ(魚のいる層)に合わせられていない、という場合もあります。

(タナ合わせは、餌選び・キャスティングと同じ分類なのかもしれませんが、
 マーケターのセンス的なものも結果を左右すると思うので、この分類をつけました)


そんなわけで、釣りからマーケティングが学べるんじゃないかなぁ、というお話でした。

もちろん学問的なことから学ぶものも大事だと思いますが、
自然からの学びを応用するのは、これまで人間がずっとやってきたことですし、
何より楽しいですよね!参考になれば幸いです。


今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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