こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「お勧めの本: 分析力のリアル 」のお話です。
■本の概要
ビッグデータというキーワードが登場して以来、
データを専門に扱う職業(データサイエンティスト)だけでなく、
ビジネスマンがデータ分析を意識する機会が増えています。
そんな中、そもそも分析って何なのか?目的は?
データ分析の障害は何か?
分析に携わる人のリアルについて、著者の分析がまとめられています。
■この本と出会ったきっかけ
著者が知り合いのウェブ解析士マスターだったため。
どんな本を書かれたのだろう?と購入したのがきっかけです。
■この本の紹介理由
理由は3つあります。
著書の冒頭で、分析の取り組みにおける課題は、
「経営方針」「業務プロセス」「組織文化」とあるのですが、
まさしくそうだな、と思ったからです。
このブログの断片的な紹介だと「?」と思われるかもしれませんが、
これって分析に携わる人のリアルなんですよ。
また、分析がそもそも「データありき」のものではないという点も共感しました。
分析とは「目標を達成するための問題解決プロセス」と言い切ってよい、
という著者の考えに私も同意するからです。
最後に、データ活用の作業自体ではなく、
「その前後の工程とのつながりが目標達成のカギ」というのも、
そのための重要要素が「当事者意識=自分事」というのも激しく同意です。
■メモ
「分析力を高めるための考え方」
・目的を明確にする(構造化・具体化する)
・課題を定義する(解決すべき問題か否かを探る)
・仮説を立案する(考え抜く。論理思考にとらわれない)
・データで検証する(定量・定性を使い分ける)
・解決案を提案する(メッセージの伝え方を配慮する)
・解決案を実行させる(当事者意識を持つ)
■この本をお勧めしたい人
・ビジネスをしている人全般(誰かの問題解決を手伝っている人)
■今回ご紹介した本について
題名:分析力のリアル
著者:福岡 浩二
出版:KINDLE
発行:2014年9月27日
価格:492円
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。