こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今日は、「失敗が起こる3つの要因」のお話です。
昨日から失敗の話ばかりしていますが・・・(笑)。
とあるきっかけで、失敗体験について考える機会がやってきたので、
そもそも失敗とは何かを考えた後、どんな要因で起るのかを考えてみました。
現時点での私の分析では、要因は3つ。
一つ目は、知らないから起こる失敗。
二つ目は、知っているから起こる失敗。
三つめは、隠したから起こる失敗。
知らないから起こる失敗は、文字通り無知とか、スキルがないとか、
挑戦に対して自分の手持ちの経験が足らなかった場合に発生するものです。
若かりし頃や、未知の挑戦をした時、みんな経験するものかと思います。
知っているから起こる失敗は、
運転免許を取ってから3年目に車をぶつけやすい、
という現象に似ているかも。
知っているからこそ、ルーチンや機械的な作業になりすぎてしまったり、
基本を怠ってしまったり、慢心してしまったりすることで発生します。
隠したから起こる失敗は、文字通り失敗したときに隠したり、
アフターフォローを成功させてから報告しようとか、
失敗したときの人間の心理が元で発生します。
失敗に失敗を重ねるパターンがこれですね。
発生原理というかメカニズムを押さえておくと、不要な失敗はある程度防げると思いますし、
いざ失敗が起こってしまった時に振り返りもしやすいと思います。
ただ、この3つでは説明しきれない失敗もあると思います。
「どうしてこうなってしまったか分からないけれど、起ってしまった失敗」を、
第4の要素として「天命的失敗」と私は呼ぶようにしています。
この天命的失敗については、「その時点の自分」では解明できないことが多いものです。
つまり、そこについて悩んでも答えはでないし、ただ辛いだけです。
だったらいっそ、もうそういう天命だった、と受け入れて次に行く方がいいと思うのです。
一方で、どうして起こってしまったか分からない天命的失敗も、
「未来の自分(時間軸が進んだ自分)」が振り返ると、
「あぁ、こういう因果関係で起ったんだろうな」って分かったりすることもあります。
現時点で分からないものは、未来の自分に託しましょう。
未来の自分が過去の失敗を振り返る勇気さえあれば、それは解明され、
成功のプロセスの一部となって、あなたの人生により深みを出してくれると思います。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。