こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「徒然日記:電車に揺られて。」のお話です。
今日は始発電車で東京へ。
しん、とした朝の誰もいない地元の駅って、
なんだかいつもの駅とは違って見える気がする。
そんなことを思いながら、いつも通り豊橋方面のホームに降りたら、
始発電車は名古屋方面のホームからの出発で、なんと乗り遅れる(笑)。
余裕をもって行動していたはずなのに、
なぜいつも予定より”遅刻”してしまうんだろうか。
お姉ちゃんが作ってくれたティラミスが美味しくて、
一口食べる予定が五口くらいになってしまったからか。
玄関を出たとき、
あぁ、庭に咲いてる百合が大きくなったな、綺麗だな、
って少し眺めてしまったからなのか。
そういえば昔、学校から帰る途中にきれいな花を見たり、マンホールの数を数えたり、
なかなか家に帰るのに時間がかかる子どもだった。
高校生になっても相変わらず、
川にいる鯉の数が気になって数えていて遅刻したこともある。
意味がわからない、ずっと皆勤賞だったのに!
と先生にとても怒られたのは今でも忘れられない。
先生ごめん(笑)。
わたしの人生は、寄り道を楽しむ人生なのかもしれない。
そんなことを思いながら、到着した普通列車に乗り込む。
今日はいつもの快速列車とは違って、ひとつひとつの駅に止まる普通列車。
そうすると違った風景が目に入ってくる。
特に、田んぼの緑と、水面に映る反転した世界が美しい。
写真に撮ろうとカメラを構えるけれど、曇り空の日は写真映えしない。
カメラを撮るのをやめ、リアルな水田世界を楽しむことにする。
美しいものも目に入るけれど、美しくないものも目に入る。
とある駅に止まると、ホーム直下の線路にかなりたくさんのゴミがあることに気づいた。
ざっとみても100個くらいは缶やペットボトルやビンが落ちている。
これをみんなできれいにすることはできないだろうか。
線路じゃなかったら自分でも拾えるけれど、
列車を止めるか、ものすごく気をつけて線路に降りるしかないから、
誰も出来ず、きっとこのままになってしまっているんだろう。
そもそもホーム下だから誰も気づいていないかもしれない。
ポイ捨てをみんなでやめればいいのだけれど、
そもそも飲み物の容器が土に還るものだったらいいのに。
何とか開発したら土に還るプラスチック(のようなもの)って出来ないのかなぁ。
こんなことを考えていると、あっという間に豊橋。
やばいやばい、乗り換えがギリギリだから、またうっかりすると遅刻してしまう。
豊橋に着くと、駅のホームには人があふれていた。学生、サラリーマン。
まだ朝の6時台なのに、みんなどこかに向かって頑張っているんだなと思う。
無事に新幹線へ乗り換える。
外を眺めると、目に入る風景が近代的な建物になった。
道中、もちろん自然もあるけれど、都心に近づくにつれて、人工的なものが増えていく。
人は自然から離れたら生きられない。
正確に言うと、生きられないことはないが、生き辛い。
私の会社では、少し自然を取り入れて働いてみよう、という提案をしているのだけれど、
都心部の企業から需要が高いのは本当によく分かる。
土地が高いから、限られたオフィスでぎゅぎゅっと詰まって働くしかない。
緑もないし、置けるスペースもない。
お昼は混み合うから、デスクで食事を済ませて、
リラックスする間もなくなんとなく仕事を始めてしまう。
全く問題ないって人もいるのだろうけれど、
1日の大半を過ごすオフィスだからこそ、人間らしくいられる方が良いと思う。
大きなことはしなくてもいい。
観葉植物をひとつ持ち込むだけでもいい。
少しでも働く人に、癒しのある空間が増えて欲しいと心から思う。
さあ、今日はそんな取り組みを先進的にされてるお客様の取材だ。
お客様からお話が聞けるって本当に貴重で、
どんなにデータが取れる時代でも、
本質的な答えはGENBAと人にあると、毎回気づかされる。
仕事柄、ウェブサイトの事業戦略をどうしたらいいかとか、
メールマーケティングのコンテンツをどう作ればいいか聞かれるけれど、
答えはシンプル、お客様に会いに行くこと。
オフィスの中で考えて、考えに詰まったら、
そのままオフィスの中で考え続けても答えはでない。
お外に出かけてみる。お客様に会いに行ってみる。
そうすると、必ず何かが動き出していく。そんな風に思う。
なんだかやる気出てきたぞー!今日も元気にがんばろう!
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。