こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「写真術②逆光・暗い写真の対策」のお話です。
この記事では、以下のよくある3つの課題から、2つ目に対して対策方法をご紹介します。
<よくある課題>
その1 ブレてる・水平じゃない写真
その2 逆光・暗い写真
その3 第3者に内容が伝わりにくい写真
■逆光・暗い写真
光と仲良くなろう(カメラ用語を理解し、使いこなそう)
カメラ用語はたくさんありますが、
「ISO感度」「絞り(F値)」「シャッタースピード」は押さえておきたい用語。
順番にご説明しますね。
■ISO感度とは
カメラの軸となる、光をとらえる能力のこと。
国際標準化機構(ISO)で策定された規格で、呼び方はイソでもアイソでもOK。
ISO感度を上げると光を捉える能力が上がるので、
暗い場所でも被写体を明るく写すことができます。
※フラッシュと異なり、画像の一部だけではなく、全体が明るくなります。
また、暗い場所でもシャッタースピードが速くなるので、
手ブレや被写体ブレを防ぐことができます。
ただし、ISO感度を上げると写真にざらつきが発生することがあるので、
どうしても必要な場合以外は上げ過ぎないほうが良いです。
以下に、室内~室外のISOの数値をご紹介します。
頭の片隅に入れておくと、撮影の現場で役に立つと思います。
・明るい室外 ISO 100
・明るい室内 ISO 800
・暗い室内 ISO1600
■絞りとは
レンズが光を通す量のことです。
その結果、レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさを、絞り値(F値)と言います。
F値が小さい(絞りが少ない)ほどレンズは明るく(レンズを通る光量が多く)、
シャッター速度を速くすることができます。
また、F値が大きいと被写界深度が深くなり、
背景を含む画面全体にピントが合った写真になります。
一方、F値が小さいと被写界深度が浅くなるので、背景のみぼかしたいときに最適です。
■シャッタースピードとは
レンズが光を通す「時間」のこと。
シャッタースピードが遅いとき、シャッターが切れないときは、光が十分に足りていません。
マニュアル設定の場合はISO感度を上げて撮影し、調整しましょう。
※解決策として、シャッタースピード自体を設定する方法もあります
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。