写真イメージ

お勧めの本:確率思考の戦略論

投稿者:

こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「お勧めの本:確率思考の戦略論」のお話です。

■本の概要
USJをV字回復に導いた著者の、数学マーケティングのお話。
世界屈指のマーケターとアナリストが、ビジネス戦略の肝である「確率」から、
勝つチャンスのある戦い方、戦略について紹介しています。

■この本と出会ったきっかけ
自社の社長の部屋に本があったので、どんな本かな?と思って買ってみました。
もちろんUSJをV字回復に導いた森岡さんの存在は、気になっていたからでもあります。

■この本の紹介理由
・著者の実体験をもとに、ビジネスの本質について考えられる点。
・マーケティングを数学的見解から学べる点。
・自社のプレファランス(好意度)がどんな構造でアップするのか分かる点。
 後ろの方にのっている数学の方程式はほとんど紐解けませんでしたが、
 方程式をなんとなく眺めてみるだけでも気づくことがあります。

■この本をお勧めしたい人
・勝てない戦に挑んでしまっていると感じているマーケター
・数学的な観点から物事を紐解きたい人
・USJや著者のことが好きな人

■今回ご紹介した本について
題名:確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
著者:森岡 毅(著), 今西 聖貴 (著)
出版:KADOKAWA/角川書店
発行:2016年6月02日
価格:3,456円(税込み)


今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。


■メモ
・ビジネス戦略の成否は確率で決まる。そして、ある程度まで操作できる。

・目に見えるのは「現象」、その現象を作っている「本質的な原因」を探る。
例)頭が大きいのは現状、その現状を作っているのはDNAなど

・市場構造を理解すると、成功確率の高い企業戦略を選べる。
※市場構造とは、ある商品カテゴリ(同じ便益を与える製品・サービスの集まり)における、
 人々の意思と利害と行動が積みあがった全体としての業界の仕組み。

※市場構造のDNAは「プレファランス」
消費者のブランドに対する相対的な好意度のことで、
ブランドエクイティ、価格、製品パフォーマンスの3つで決める。

・経営資源の配分先は3つしかない。
Preference(好意度)、Awareness(認識)、Distribution(配荷)
※Preferenceはブランドの質的成長、AwarenessとDistributionはブランドの量的成長と言える。
※Aided Awareness、Un Aided Awareness、Top of Mind Brand Awareness(第一ブランド想起率)

・ターゲッティングは「M」を増やすためで、プレファランスを拡大することが目的。
※市場全体のプレファランスを視野に入れて、
 自社ブランドのために市場全体のプレファランスを効率的に獲得する。

<用語解説>
・エボークトセットとは、購入候補であるいくつかのブランドの組み合わせのこと。
・サイコパス性とは、感情的や葛藤など人間関係のしがらみがないこと。
 サイコパス性の高い人は、目的に対して純粋に正しい行動をとることができる。

<森岡さん名言集>
・人をどこかへ連れて行きたい人は、誰よりも「熱」を持っていなければならない。
・数字に熱を込めろ。

・戦略はつくるのではなく、さがす。あくまで成功する確率が高い戦略を見つけるしかない。
・企業リーダーにとって、目標設定こそが、最初で最重要の仕事。
 明確に狙っても誤差があるのに、目標をズラしたらえらいことになる。

・戦略家がすべきことは2つ。
 自分自身の時間をどこに集中して使えば戦果が最大化するか。
 自分以外の人々をどこに集中させて使えば戦果が最大化するか。

Follow me!

この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください