こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「Webサイト制作におけるワイヤーフレームのポイント」のお話です。
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■ワイヤーフレームとは?
簡単に言うと、Webページの設計図のことです。
ポイントは、
「どんな情報を」
「どこに置いて」
「どうコンバージョンを取るか」
この3つを掛け算して、もっとも最適な設計をすることです。
この3つは別の言葉で置き換えると、
「コンテンツ選択」「レイアウトの構成」「サイトの導線」とも言えます。
私はこのワイヤーフレームを作る作業がとても好きで、
サイト制作の中でも特に時間を割いている工程になります。
また、ワイヤーフレームを【作る前に】行う大切なことは、
ターゲットとなる人(ペルソナ)と、その人のニーズやウォンツです。
つまり、「誰に」という部分ですね。
ここをあいまいにしたままワイヤーフレームを作ってしまうと、
刺さらない内容になってしまうので、まずはターゲットを定めましょう。
■鉄板の流れ
ワイヤーフレームの構成については、いわゆる「鉄板」があります。
例えば、AIDMAとかAISASを始めとした購買心理を取り入れたものなど。
以下に、よくある流れをご紹介します。
★ファーストビュー(一番はじめに目にする部分)で、
簡潔に自社や商品の良さを伝える(サービス概要、強み、コンセプト等)
※ここの出来具合で、下の項目が見られるかが決まる重要な部分。
ファーストビューの切り口は、ABテストで決めてもいいと思います。
↓
★問題提起
こんなお悩みありませんか?などと、
ユーザーが顕在的・潜在的に持っている課題や悩みを書くことで、
「自分事」に感じてもらう。
↓
★解決法の提案
こんな方法で解決できますよ!などと、
対策案や方法論などを提示して、行動の必要性をユーザーに気づかせる。
↓
★具体的な解決法の紹介(商品など)
ここのフェーズはいくつかに細分化できると思いますが、
簡潔に言うと「誰に」「何を」の2つがポイントで、
そのターゲットに対して【共感】してもらうことが重要です。
↓
★料金提案&オマケ
いくらかかるのかといった商品の料金について明示します。
※〇月までのお申込みで○○の特典が付くなど、
オマケ訴求もあるとユーザーの行動を促しやすい。
↓
★選ばれる理由
どうしてこの会社・商品が選ばれるのか?ポイントを絞って紹介。
数字やエビデンスを盛り込む。
↓
★お客様の声
実際に体験した人の感想などを掲載。
※匿名よりも実名、そして顔写真や、権威のある人ほど信頼性があります。
↓
★お問い合わせの流れ
お問合せから商品購入までにどのようなフローがあるのかを説明して、
購入に対する不安を軽減する(その1)
↓
★Q&A
よくある質問などは先に出しておいて、事前に解決できるようにしてあげる。
購入に対する不安を軽減する(その2)
↓
★お問い合わせ
以上、いかがでしたでしょうか?
「なんかこのつくりのサイト見たことある」って思いませんでしたか?
世の中にはいろいろなサイトがありますが、
「自分が買いたくなるなぁ」と思うようなページを参考に、ぜひ作ってみてください。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。