こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「【サイト速度改善】PageSpeed Insightsの評価が低い場合の対応」のお話です。
ウェブサイトの速度パフォーマンスを調べるツールの一つ、
Googleの「PageSpeed Insights」というツールをご存知ですか?
先日、このツールを使っていくつかサイトを調べていた時、
「あれ、なんか評価が厳しくなってる?」と、ふと感じました。
そこで今回は、「PageSpeed Insights」についてお話したいと思います。
Contents
■評価が厳しくなった?
今年の6月に「PageSpeed Insights」で調べた時より、
11月に調べたときの方が評価が厳しくなっていると感じました。
評価の揺れがあるにしても、何か変化があったのかなと思って調べたところ、
真偽のほどは定かではないですが、評価が厳しくなった、
という投稿をちらほら目にしました。
最近チェックしていないな、という人は、
ぜひ変化が起こっていないか調べてみてください。
▽PageSpeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
■目的を再確認しよう
もしも評価が悪くなっていた方、「まずは落ち着きましょう」。
そして、そもそもの目的を思い出しましょう。
PageSpeed Insightsを活用する目的は「点数を上げることではありません」。
ユーザーにストレスのない体験(=サイト速度)を提供するためです。
つまり、一番大切なのは、ツールの数値がどうかということではなく、
「ユーザーとして使ってみてどう思うか」が全てです。
まずは、自分がユーザーだと思って、自社のサイトを巡ってみましょう。
それでも遅いと思うのであれば、改善のスタートです。
■改善の3ステップ
1)計測にゆれがあるので、時間を空けて何回かやってみる
2)他のツールでも検証してみる
3)総合的に見て共通する点からつぶしていく
1)計測にゆれがあるので、時間を空けて何回かやってみる
皆さん、「PageSpeed Insights」を調べたっきりになっていませんか?
実はサイト評価にはゆれがありますので、何回かチェックして、
最低数値と最高数値を出してみてください。
例えばケイチャンネルだとこんな感じ。
まずはパソコンのスペック。
![](https://i0.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/898168269f9847de197de8eb433345f6.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
![](https://i2.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/d79138e9b3360def1551aeeaff667473.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
今度はモバイルのスペックをご紹介。
![](https://i2.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/eab77cd314191a005c1f008fb400f0f6.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/194cee2ab925c180ed68771db6fcc0f0.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
ちょっとモバイルの方は要改善な感じですね・・・
開発できないんですけど、自分でもできることあるかしら!?
実験あるのみですね。
2)他のツールでも検証してみる
他にもサイト速度を評価するツールはありますので、こちらも見てみましょう。
▽Testmysite
https://testmysite.withgoogle.com/intl/ja-jp
こちらはGoogleが提供しているツールです。
参考までに、ケイチャンネルの診断イメージを載せておきますね。
![](https://i1.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa-5.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
![](https://i2.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/2b530e80c7d0de90885e285c5d798063-1.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
![](https://i2.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/3a4f695a458cb0ac0aceaa2eb13ac2dd-1.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/f96d9b4281f6d16b3c7589aed5a17be5-1.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
それではもう一つツールをご紹介しますね。
同じくケイチャンネルの診断イメージをつけておきます。
▽Gtmetrix
https://gtmetrix.com/
![](https://i1.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/94ed160662be198949535a112047e9b4.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
![](https://i1.wp.com/web-analyst-chanoma.com/wp-content/uploads/2018/12/f4a1b0aed5dc02442c433030ff24c031.jpg?fit=810%2C539&ssl=1)
3)総合的に見て共通する点からつぶしていく3
このように複数のツールを見てみると、共通して書かれていることや、
なんらかの法則性を見出すことができると思います。
総合的にみて「要因にこれがあるな」というものにアタリをつけて、
優先順位を決め、仮説を立てて、どう変わるかをコツコツ検証しましょう。
専門的な内容で分からない場合は、
サイトを作ってもらっているパートナーさんに相談も必要です。
この時の注意点は、遅いサイトを作ってくれてどうするんだ!
と、パートナーさんを一方的に攻めないこと。
(時には必要なことなのかもしれませんが)
一緒にサイトを改善するためにお互いがどうすればいいか?
パートナーさんを味方にして、より良いサイトを目指しましょう。
もちろんツールだけではなく、ユーザーの生の声も聞いてくださいね。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。