こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「誰もがみんな、映画監督!?」のお話です。
・ウェブサイト担当としてウェブページの原稿をつくるとき。
・お客さまとの商談で自社についてお話するとき。
・自分の好きなものについてかたるとき。
人はみんなみんな、頭の中や心の情報を「編集」して、
文字に書いたり、口に出したりしています。
つまり、誰もがみんな、映画監督なんです!
ご存知でしたか?笑
今日のお話は何が言いたいかと言うと、編集の楽しさと、編集の注意点です。
Contents
■編集の楽しさ
人によっては、セミナー等で聞いてきたことをまとめるのが大変、
写真のアルバムを整理するのが面倒、などなど、
編集という行為が大変、面倒、あまり好きではない方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、私はこの編集というものが結構好きなのです。
「どうやったらみんなに分かりやすく、感動が伝わるんだろう?」
そんなことを考えながら、どの情報を伝えるか取捨選択をし、
どの情報をどの順番で伝えるのか?構成を考えていくことにワクワクします。
だって、この瞬間私は映画監督になれるんですから。
映画とは、退屈な部分がカットされた人生である。
こちらはアルフレッド・ヒッチコックさんという有名な映画監督の名言。
(実はわたし、大学のゼミは映画研究でした)
まさしくそんな感じで、読み手が最後まで楽しく読めるようなものをつくりたい、
もちろん傑作・駄作いろいろできてますが(笑)、そんな思いで毎日書いています。
■編集の注意点
世の中のあらゆるニュースは編集されている、ということを改めて気づいておきましょう。
当たり前と思われるかもしれませんが、案外情報をそのまま受け取っていませんか?
例えばニュースで流れてくる情報、まわりのだれかのうわさ。
これらは、
【誰かの意図によって編集された情報】なのです。
映画のフィルムを切って入れ替えたらストーリーが変わってしまうように、
編集とは、そういう危険性もあるものなのです。
なので、私がブログで書評を書く時は、
「本当にそうかな?自分だったらどう思うかな?と、意見を持って読むことが大事です。」
と必ず巻末に入れるようにしています。
そういう一文を見ると、「ハッ」としますよね。(しますよね!??笑)
先日、リスボンのWebsummitのレポートを執筆した時も、
情報量が膨大なので、これって書き手の視点でだいぶ情報が変わるなぁ、、と思いました。
世の中のレポートを見ていると、きちんとされたメディアの方たちは、
GDPRのこととか、ニュース性のあるもの、社会とのかかわりをフォーカスされていたので、
じゃあ、それにとらわれない自分なりの観点で書いてみよう。とまとめてみました。
そして、「いろんな視点があるので他のレポートも見るように」
と記事の中でさりげなくコメントをいれています。
その心は、佐藤さんの情報を聞いて役に立ったよ、と思ってもらいたいけれど、
「読み手自身がその情報を取りに行ける人になって欲しい」という想いがあるためです。
誰かが作った物語を見るのも楽しいですが、自分が監督になるのも楽しいですよ。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。