こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「ポルトガルのリスボンに行って思ったこと」のお話です。
2018年11月5日~8日の4日間、ポルトガルのリスボンに行ってきました。
私がポルトガルについて知っていることと言えば、
大航海時代のヴァスコ・ダ・ガマとか、種子島の鉄砲伝来、
ポルトガル国王の命で来日した宣教師フランシスコ・ザビエル、
あとクリスティアーノ・ロナウドくらいという・・・。
なんともひどい状態だったので、渡航前に調べてみたんです。
すると、日本にとってポルトガルは、
ヨーロッパの中でも最も長い友好の歴史を持つ国の1つだと気づきました。
飛行機で乗り継ぎ含めて24時間くらいかかったわけてですが、
「大昔に、こんなに遠くからポルトガルの人が来てくれていたんだなぁ」と思うと、
訳もなく感動したというか、すごいなって思いました。
また、ポルトガルの国旗って皆さんご存知ですか?こんな感じ。
緑は誠実と希望を、赤は新世界発見のために大海原に乗り出したポルトガル人の血だそうです。
紋章は天測儀で、イスラムから奪い返した7つの城と、
ポルトガル王を表す5つの楯からなっています。
まずこれを知って、戦いの歴史が国旗の中にあるって、
日本の国旗とは全然違うんだなぁというのが第一印象でした。
ちなみに予備知識として、面積は約9万km2(日本の4分の1)で、
人口は約1,000万人(日本の約10分の1)です。案外小さい国なんですね!
お料理の素材には魚介類が多く使われ、
日本人と同じくイワシやタコを好んで食べる食文化があります。
また、ポルトガル料理で最も大衆的なお魚料理は、
バカリャウ(Bacalhau)というホシダラを使ったものです。
こちらは、O FERNANDOというお店でいただいたバカリャウ料理。
ポテトと玉ねぎの山に埋もれていますが(笑)。
左端に小さく見える魚フライっぽいものがバカリャウです。
街に出ると、お店屋さんにはドーンとバカリャウが置いてあります。
また、北部の都市ポルトのポートワインが有名で、
ワインボトルの栓などに使われる「コルク」はポルトガルの特産品の1つです。
なんと全世界の生産量の約52%(約31万トン)がポルトガルで作られていて、
コルクが採れるコルク樫は、世界の25%以上がポルトガルにあるそうですよ。(2018年10月時点)
そんなポルトガルの首都、リスボンに行ってきたわけですが、
いろんな人種が暮らしていて、アジア人的差別をあまり感じなかったというか、
シンプルに言うととてもいい街でした!
言語は、公用語であるポルトガル語ですが、英語も問題なく通じます。
街の人もフレンドリーな人が多かったのも印象的でした。
治安も悪くない感じで、歩いていても怖いと思うことはほぼなかったのですが、
意外に落書きが多くてびっくり。
ポルトガルの外から来た身としては、せっかくきれいな街並みが台無し・・・
と思うわけですが、そこにいる人は良さに気づきにくいというか、灯台下暗しなのでしょうか。
しかし、落書きと治安の関係って、世界中の街を巡って調べて行ったら、
論文発表できるくらいのテーマな気もする、、なんて思いながら町を歩いていました。
また、リスボンにとってWeb summitの認知度が高いのは、
ポルトガル政府がとても力を入れているからなんだろうなと感じました。
世界各国から7万人が来て、1週間弱滞在してくれたら、もはや大きな産業ですからね。
ただ、ITの世界的ビッグカンファレンスを開催している国にしては、
街がIT化されているわけでもないので、新旧入り混じる不思議な感じでもありました。
とにかく、リスボンいい街でした!
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。