こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「顧客の生涯価値、ライフタイムバリュー」のお話です。
このキーワードは、ウェブ解析士のフォローアップ試験対策動画にも出てきましたので、
ご紹介したいと思います。
■ライフタイムバリュー(LTV: Life Time Value)
ライフタイムバリュー(LTV)は、現在の価値だけではなく、
企業が将来にわたり顧客との関係で得ることができる、予測的価値利益の合計を指します。
言い方に配慮せずに言うと、
顧客を1人獲得すると、その人が将来的にいくら払ってくれるのか?
ということになります。
つまり、ライフタイムバリューが分かると、新規顧客獲得にいくらまで予算をかけていいか?
もざっくり把握できるため、費用対効果も測りやすくなり、
マーケティング担当としても予算申請や成果報告がしやすいのではないかと思います。
ちなみにCPA(顧客1人あたりの獲得費用)にかけていいお金は、
以下の数式で算出することができます。
LTV × 粗利率 = 上限CPA
■ライフタイムバリューの計算式
ただ、ライフタイムバリューは正確に算出することは難しいため、
参考となる指標を使って、まずは概算を把握しましょう。
<計算式例>
LTV = 顧客の年間取引額 × 収益率 × 顧客の継続年数
LTV = 顧客の平均購入単価 × 平均購入回数
LTV = (売上高 – 売上原価) ÷ 購入者数
※インターネットで調べてみると、他にも計算方法がありましたが、
良く見かけたものをピックアップしております。
上記の数式からも分かりますが、
ライフタイムバリューを上げようと思ったら、5つのポイントがあります。
・継続期間を伸ばす
・平均購入単価を上げる
・購入頻度を上げる
・獲得費用を下げる
・維持費用を下げる
新規顧客の開拓も重要なミッションですが、
既存顧客のシェアを拡大・維持することも大切ですよね。
ぜひ皆さんも一度、ライフタイムバリューを出してみてください。
今日はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析し、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。広報やウェブマーケティングの仕事が大好き。個人ではウェブ解析士、キャリアトランプ ダイバーシティ ナビゲーターとしても活動中。ブログでウェブ解析×キャリア支援に役立つお話や、日々の気づきを綴っています。
Array
ウェブマーケティング2021.04.19SEO担当必見!Ubersuggestがスゴイ
ウェブマーケティング2021.04.18NoteとBrain:情報商材について思うこと
ウェブマーケティング2021.04.17気をつけよう!sitemap.xml の注意点(記事紹介)
マーケティングテクノロジー2021.04.16BigQueryのデータパイプラインってどうしてる?イベントに参加しました