こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「9年前、JimdoのHP作成に挫折、からの再挑戦。」のお話です。
みなさん、Jimdo(ジンドゥ)ってご存知ですか?
ドイツ発祥のクラウド型ホームページ作成ソフトのことで、
国内シェアNo.1を誇るサービスです。(2017年2月時点)
日本語対応版は2009年からサービスが開始されて話題になり、
当時の私は「ホームページ作ってみたい!」の気持ちだけでアカウントを作りました。
そして、あんなに超絶簡単でシンプルなのに、
ななななんと!「ホームページ作りに挫折した」という過去があるのです・・・。
これを思い出したきっかけは、家族から「Jimdoでホームページを作りたい、
アカウントは作ったけど、ぜんぜん分からない・・・」と相談をもらったことでした。
これはいい機会だと思い、Jimdoについて徹底的に調べて、HPを一緒に作りました。
と同時に、当時の自分が挫折した理由も解析してみました。
何も分からないけれどホームページを作ってみたい!Jimdoに興味がある!という方、
ぜひ参考にしていただければと思います。
Contents
■Jimdoとは?
ドイツ発祥のクラウド型ホームページ作成ソフト。
日本国内では、KDDIウェブコミュニケーションズが運営しており、日本語対応しています。
サービスは、無料版( Jimdo Free)と、有料版( Jimdo Pro と Jimdo Business)があります。
Jimdo Proは月額945円~、Jimdo Business月額2,415円~です。※2018年9月23日時点
作成方法は、テンプレートからデザインを選び、編集したいフォームを選んで文字入力するだけ。
あっという間にホームページができてしまう優れものです。
■Jimdoの押さえるべき特長 12選
家族のHP作りを通して分かった、Jimdoの特徴を私見としてまとめました。
(他にも特徴はありますが、目立ったところをピックアップしています)
<無料版の良いところ>
・商用OKである
・SNS連携がとても簡単
・ホームページだけでなく、ECサイトも作れる
・自動でスマホ対応される(レスポンシブデザイン)
・簡易的な会員専用ページ(パスワード保護領域)が作れる
<有料版でないとできないこと>
・広告の削除
・独自ドメインの取得
・Googleアナリティクスの設定
・お問い合わせの自動返信(もちろん管理者にはメール通知が来ますが)
<無料版の注意点>
・サーバー容量が500MB(長く運営していると恐らく足らなくなる)
・利用期限がある(180日以上ログインが無ければデータが削除される可能性がある)
・無料版も有料版もバックアップが付いていないので自分で対策する必要がある
■HP作りに挫折する2つの理由
とてもシンプルで簡単なのに、当時の私が挫折した理由は何だったのか?
私の家族がアカウント作成はできたけど、そこから進めなかった理由は何だったのか?
解析した結果、ざっくり2つの理由があることが分かりました。
ITスキルの問題(単純にやったことがない)
例えば、お料理が得意な人がいたとします。
その人は何らかのキッチン道具(HP作成ツール、Facebook、ブログ)を使った経験があり、
頭の中にレシピ(コンテンツ)という知識がまとまっている、と言い換えられますよね。
この人なら、たとえ他人の家のキッチンに行ったとしても、
「きっとフライパンなら一般家庭にはあるはず」といって探すこともできるでしょうし、
「この材料があるならオムレツはできる」など、何らかの料理は作れるでしょう。
しかし、まったく料理経験のない人が、他人のキッチンで何か作ろうと思ったらどうですか?
たぶん、途方にくれますよね。
何か作れたとしても、けっこう大変で、出来上がりもイマイチでしょう。
それと同じで、どんなにJimdoや他のサービスなどの道具が優れていても、
やっぱり最初はそんなものなんです。料理も焦がすんです。
でも、自分で作ってみないと、いつまでたっても何もできません。
だからこそ、やってみましょう!失敗覚悟で(笑)。
挫折しても気にしないこと。またやればいいや、そんな気持ちでトライしましょう。
目的があいまい、載せたいことがまとまっていない
実は、ITスキルうんぬんより、こっちの要因の方が大きいのではないかと私は思います。
そもそも何かを達成するための『手段』であるはずのホームページが、
「ホームページを作りたい」という『目的』になってしまっているケースです。
そうなると、こういった目的を達したいとか、あれを載せたいといった軸がない中で、
完成したホームページだけが欲しい状態になってしまいます。
よって、結局何を載せていいか分からない → 作れない → 挫折
になってしまうのです。
ちなみに9年前の私は、ホームページを作ることが目的になっていました。
そのホームページで何をしたいのか、何を魅せたいのかを考えずにアカウントを作った上に、
ITを使って何か作った経験もほぼナシ、挫折するわけですよね(笑)。
ITスキルうんぬんより、それ以外のところで躓いているケースって本当に多いと思います。
■HP作成の前にやって欲しいこと
ツールは使ってみるしかないので、やってみましょう。
ただ、ホームページで何を達成したいのか?これは事前に考えてから取り組みましょうね。
具体的には以下の通りです。
★「誰が」「誰に」「何を」「どのように」伝えることで、「どんな結果」を得たいのか?
例)
イタリアの三ツ星レストラン〇〇〇〇で料理長を5年務めた私が、
〇〇県〇〇市の周辺に住むイタリア料理が好きな女性に、
家庭で出来る手軽なイタリア料理教室を、
受講コース、教室の様子、生徒さんのリアルな声を伝えることで、
年間20人の生徒さんを新規で作りたい。
★近いことをやっている人のホームページを研究する
例)
「○○市 イタリア料理教室」と検索して、かたっぱしからサイトを研究する。
ポイントは、サイトの「メニュー」にどんなものを置いているのか?
具体的に見ていくことです。
例えば、講師プロフィールをどうやって書いているかとか、
教室についてどこまで具体的に書いているかとか、
ギャラリーでレシピを載せているかとか、
お申込みフォームで何を入力させているのか・・・などなど。
コピペでマネするのはモラル違反なので、ダメですよ!
あくまでアイデアや着想だけもらって、自分なりの表現を頑張ってください。
■まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
私の意見としては、将来的にはWordPressでHP作成するのがお勧めですが、
一番初めはJimdoFreeを使って、自分でチャレンジするのをお勧めします。
なぜかというと、自分で一度やった経験があると、
誰かに作成を頼む際も、相手が何を言っているか少し分かるし、知識も付くからです。
何より、無料でここまでできるJimdoFree、結構いいぞ!と正直思います。
注意点もありますが、それを含めてJimdoのことが好きになりました。
それに、Jimdoのストーリーとチームのページもなんだか素敵なんです♪
さて、ケイチャンネル開設以来、まさかの一番長い記事になりましたが、この辺りで。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。