時間がないイメージ

小さな会社のウェブ担当者の心得②

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今回は、「小さな会社のウェブ担当者の心得②」のお話です。

昨日の記事で、解釈次第で可能性は無限になると書かせていただきました。

一方、『確かにそうかもしれないけれど、実際の現場ではとにかく時間がないのよ!』
というのがみなさんの本音ではないでしょうか。

私も一緒です(笑)。ではどうしたらいいのか?というお話をしたいと思います。

 

Contents

■時間がないって、具体的に何時間のことですか?

これはウェブ担当に限ったことではないですが、
社会人って口癖のように「時間がない」って言いますよね。

では、時間がないとは、具体的に何時間のことなんでしょうか。
みなさんはパッと答えられますか?

案外ここをグレーにしたまま「漠然と時間がない」と言ってしまう人が多いようです。
しかし、それでは対処のしようがありません。

まずは、自分がどのくらいの時間を欲しいと思っていて、実際に使える時間が何時間なのか、
あるいは何分なのかを厳密に計算してみてください。

ちなみに私がウェブ担当として一番時間を使えていた5年前は、
1か月のうち5日間(40時間)ウェブのことを考えたり、コンテンツを作る時間がありました。

今の私がウェブ活用に使える時間は、1か月のうち1日(8時間)です。

1日分では運用はできても、まともな企画をすることは今の私では難しく、
改修をする場合は、どんなに少なくとも2日(16時間)を捻出するようにしています。

 

■役割とスキルからどの資源で解決するか決める

具体的な時間が算出できたら、それに対して多いとか少ないとかは気にせず、
8時間なら8時間で出来ることを考えましょう。

その際にやっていただきたいのが、役割とスキルから資源をどう配分するか?ということです。
具体的な手法は以下の通り。

<やること>
「自分でやるもの」「お金と時間次第で自分or委託するもの」「委託するもの」、
この3種類に仕事を分けてください。

私の場合、自分でやると決めているのは、「方針決め/予算獲得」「情報収集」です。

「ディレクション」「コンテンツ作り」「アクセス解析」は95%くらい自分でやっていますが、
お金と時間次第で、自分がやるか・委託するかはいつでも意識しています。

例えば、お金と時間がある場合は好きにする、お金があるが時間がない場合は委託、
お金はないが時間がある場合は自分、お金も時間もない場合は別の方法を考えるなど。

また、自分でやらないもの(できないもの)は「デザイン」と「コーディング」、
「広告運用」はできなくもないですが、プロに任せた方が低コストかつ圧倒的効果が出せるため、
こちらは委託しています。

このように、具体的に使える時間を計算した上で、
自分の役割とスキルから、資源をどう割り当てるのか?ぜひ考えてみてください。

 

■社長やまわりにうまく発信して、実行力を上げよう

とはいっても、お金も時間も圧倒的にないのですが・・・という場合は、
一瞬だけ絶望して、次の瞬間からは「どうやったらいいか?」に集中しましょう。

そこで大切なのが、ひとりで抱え込まないこと。
社長やまわりのメンバーにうまく発信して、解決策を探していきましょう。

その際に気を付けたいのが、とにかく大変な心境や苦しさを分かって欲しいため、
「大変」「無理」「辛い」「できない」という発信から入らないことです。

私たちは大人なので、「〇〇をするには、〇〇(人・モノ・時間)がいる」、
「しかし現時点で持っているものは〇〇だけ」「じゃあこのギャップをどう埋めるか?」
という話し方をすることです。

この時に、自分なりのアイデアを1つでもいいので、ぜひもって臨んでください。
そうすれば、小さな歯車が回りだすはずです。

 

今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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