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コロナ禍でバレンタインの需要はどう変わったか

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こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今日はバレンタインですね!みなさんはどんな一日でしたか?

私はというと、コロナ禍になってからオフィス出勤も減り、友人と会う機会も減ったので、
確実にチョコレートを買う・作る数と、渡す対象・人数が減っております。

この現象って自分だけなのかな?それとも他の人はどうなんだろう?と思い、
Googleトレンドを使って検索需要から見てみることにしました。

Contents


バレンタインの検索需要は増えた?減った?

まず、「バレンタイン」というキーワードで、2020年と2021年を比較してみたのがこちら。

集計期間が1日ズレているのでちょっと誤差はあると思いますが、
ざっくりいうと検索需要が25%減しているのが分かります。


作るか、買うかで比較

次に思ったのは、いったい25%って何が減ったんだろう?ということ。
「作る」と「買う」の視点で見てみました。


「チョコレート レシピ」の昨対

コロナ禍で手作りを敬遠する人が増えたのではないかなと思って、
「チョコレート レシピ」で調べてみた結果がこちら。昨対でざっくり50%減してました。


「チョコレート 通販」の昨対

では逆に、オンラインで購入する人が増えたのではないか?と思って、
「チョコレート 通販」 で調べてみた結果がこちら。昨対でざっくり45%増えていました。


「チョコレートを作る VS 買う」

ちなみに、「チョコレート レシピ」と「チョコレート 通販」を重ねて見てみると、
圧倒的にチョコレートを作ろうと思っている人の方が多いようです。

<2020年2月15日追記>
デジタルマーケターの友人から、さすがに「作る」と「買う」のインサイトを
この1キーワードでくくるのは無理でしょう、とご指摘いただきました。
買う、作るでグルーピングしたキーワードの総合系で比べたら、真実に近そうです。


渡す相手で比較

最後に、渡す相手という角度で調べてみました。キーワード選定はちょっと迷いましたが、
「本命チョコ」「義理チョコ」「友チョコ」で見てみた結果がこちら。

2020年
1位:友チョコ
2位:義理チョコ
3位:本命チョコ

2021年
1位:義理チョコ
同率:友チョコ・本命チョコ


最も減ったのは友チョコ

これ、分かる気がします。学生の場合は学校で友達に会うので友チョコ渡せると思いますが、
社会人になるとあまり機会もないですし。コロナ禍で会いづらいとなれば尚更です。

それに友達へチョコレートを配達するよって言ったら、
「そこまでしなくていいよ。コロナ落ち着いたらまた会おうねー!」
みたいな話になりますもんね。実際、私も今年は友チョコ渡せてないです。

別の視点としては、友チョコはソーシャルギフトとかに形を変えて渡されているかも。


横ばいの本命チョコ

そもそも本命チョコは1人にしか渡さない(?)はずですし、
身近で会える人、会えなかったとしても贈りたい人、ということもあって、
昨年に比べてやや減少気味ではありますが、コロナ禍でもそんなに変化はないようです。


やっぱり生きていく上で義理は必要なのか

昨対では検索需要が減っているものの、
何気に友チョコを抜いて1位になっていた義理チョコ。

学校とかオフィスとか、何かしら顔を合わせる機会はコロナ禍でもありますし、
お礼を伝えたいとか、関係性を保ちたい、というのはあまり変わらないのかもしれませんね。

余談ですが、祖父・父・兄弟・甥のチョコって、分類としては義理チョコ・・・?

<2020年2月15日追記>
そもそもで言えば、「義理チョコ」「友チョコ」はともかく、
「本命チョコ」を検索するのは学生か独身の方だけ(?)だと思うので、
この3つを同列で比較するのも総数が違うだろうなーとも思っております。


その他の情報

名古屋のバレンタインの催事を見ると、例年より海外メーカーの出展が減ったように思います。
コロナ禍ではなかなか遠征しずらいというのもあると思いますし、
国内メーカーのものを国内で消費したいという考えもあるかもしれません。


自由研究は以上です。
この角度から調べてみたら?みたいなアイデアがあれば、ぜひ教えてくださいね。


今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

Kei Sato
面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。

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