こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
今日、「世界で通用するストーリーテリングの手法セミナー」に参加しました。
アメリカの映画業界で人気脚本家の一人であるブレイク・スナイダー氏の著書、
『SAVE THE CATの法則』を中心に紹介いただいたのですが、
これがもう、めちゃくちゃ面白かったです!
『SAVE THE CATの法則』 とは 、危機一髪のところで猫を救う、といった演出で、
観客から主人公に対する共感を呼び込む行為のこと。ストーリーテリングの基本ルールです。
セミナーでは『SAVE THE CATの法則』から3つ学びました。
・ログライン
・10種類のストーリー
・ブレイク・スナイダー・ビートシート(BS2)
まずは、「ログライン」についてご紹介します。
■ログラインとは 「1文で言うとどんな作品?」
どんな話にするか1~2行でストーリーの核心を説明したもの。
例えば映画の「ダイ・ハード」のログラインはこんな感じ。
警察官が別居中の妻に会いに来るが、妻の勤める会社のビルがテロリストに乗っ取られる。
『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』
シュナイダー氏いわく、ログラインはストーリーのDNA!
「どんな主人公」が、「どんなことをする(どんな目に遭う)」のか、
その短い言葉から「なんだか面白そう」というのが視聴者に伝わるのがポイントです。
以下、ログラインをつくる上でのポイントとコツです。
<チェックポイント>
・つかみ(予測不可能なこと)があるか
・世界観や主人公のイメージが広がるか
・主人公の葛藤やテーマが暗示されているか
・初めて聞いた相手が「へー」と簡単するか
<書き方のコツ>
・ABC法(Aな主人公が、Bに出会って、Cする話)
・その物語がどこへ向かっていくのか暗示する
・主人公が変わりそこなったらどうなるかを考える
(変わりそこなうと何を失うのかが伝わる、結論はでなくていい)
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。