こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
本日、 明日からウェブ解析~デジタルマーケの最新動向~ セミナーに参加しました。
セミナーのメモや感想を書き残しておきます。
■2020年のウェブ解析と施策はどうなっていくのか?
~ユーザー軸の解析進化と、改善のために取り組んでいくべきこと~
(Faber Company 小川 卓さん)
★ITPで解析がどう変わるのか
safariでは、セッションの間隔が7日を超えると新規扱いになる。(GAのcookieが削除されるため)
影響が出る指標は、新規訪問数。新規率、訪問頻度、訪問回数分布、アトリビューションなど。
クロスドメインは正しく設定されていれば問題なし。
→実際にGAのセグメントで調べたら、やっぱりITPの影響を受けるユーザーは新規率高かった。
★セッションよりユーザーをみていくべき。
★データを活用した改善は今後もなくならないが、必要なスキルセットは変わっていく。
具体的には、(中期的には)分析するスキルは重要度が下がる、
データ設計の重要度が上がる、通訳としての役割が求められるなど。
★DMAICプロセスと5つの力
Define、Measure、Analysis、Improve、Control
設計力、仮説力、情報収集力、施策実行力、情報発信力
■ Search Consoleを活用したコンテンツ改善TIPS
(Faber Company 山田 明裕さん)
★Search Consoleで注目したいところ
検索順位は低いけれど、インプレッションがあるところ。
→Googleが、こういうサイトだよね?って評価してくれている可能性がある。
★ユーザーにとって画像検索は重要
altとキャプション文字を最適化し、画像に店名を大きく入れる。
★キーワードマップを網羅する
サジェストキーワードを元に、キーワードマップを作成。
このマップに既存ページを突合し、全てのページが検索流入になる設計をする。
<感想>
山田さんのお話を聞いて思ったのは、SEOは地味さと緻密さが必要だということ。
これは自分に少し欠けているところだなと思っています。
エイ!とやってしまう大事さと、ぐっと堪えて考えるところ、やっぱりバランスですね。
■ さようなら、まぐれ当たり。
再現性高いマーケティングをするために必要なユーザー理解とは?
(クリエイターズネクスト 窪田 望さん)
<感想>
豊富な事例をもとに、実験することの大切さを説いた窪田さん。
お話を聞いていて印象に残ったのは、実際に試した人が勝つという点。
これはどの時代においても言えることだし、コロナ禍の今では特にそうだと思います。
自分たちの仮説を試すことを行いながら、
それを通してユーザーに聞いてしまうという方法が、
結局のところ一番早くいきたいところに辿り着けるのでしょうね。
また、大きな投資をすると、大きな効果が得られる気がするけれど、
オンラインの世界では、むしろ小さな変化をたくさん積み上げることが成果に結びつくとのこと。
(Byハーバードビジネスレビュー)
データと、実験と、好奇心。これらをもって実験する組織、風土を作っていくことが、
あらゆることが不透明で予測がしずらいVUCAの時代に生き残るための
唯一の方策なのかもしれません。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。