こんにちは。ウェブ解析士の佐藤佳です。
先日オンライン英会話をやっていた時に知ったのですが、
アメリカではレモンというと欠陥品や不良品のイメージだそうで、
ポンコツ車を「This car is a lemon.」と言うそうです。
へーそうなんだ、と思いつつも、なぜレモン??
このイディオムがどうしようもなく気になって調べてしまいました。
■そもそもレモンの語源とは
ペルシャ語のLimunが、古フランス語のLimonになり、英語のLemonになったそうです。
イギリス英語でもレモンはマイナスなイメージで使われることがあるそうですが、
特にアメリカでネガティブなイメージがあることが分かりました。
■なぜレモンがネガティブなイメージ?
所説はありますが、大きく分けると2つの理由が見えてきました。
1)レモンは見た目からだと酸っぱいことが分からないフルーツだから
つまり、欠陥があったとしても外見からは分からないポンコツ車と、
レモンが同じイメージということです。
※ちなみにレモンは果物です。
(木になる果実が果物で、草として生えるものが野菜です)
2)スロットマシーンのはずれリール絵柄がレモンだったから
まさかの文化的背景が出てきました(笑)。ちょっと長いですが読んでください。
まず、アメリカで最初にスロットマシーンができたのは1889年で、
3つのリールが回転し、絵柄が揃うとコインが払い出される 、という仕様がここで完成しました。
「リバティ・ベル」というマシン名で、
この時の絵柄はベルとかトランプの絵柄だったそうです。
その後、1910年にガムメーカーのMills(ミルズ)がスロットマシンをつくった際に、
リール絵柄にガムのフレーバーを採用。この時にレモンの絵柄が登場しました。
もともとレモンはいいイメージがない上に、
レモンを含む組み合わせで当たりとなるものがなかったため、
アメリカではますますレモンのイメージが悪くなったとか・・・(笑)。
ただ、ユーザーにマイナスなイメージを持たれてしまうことを懸念したのか、
リール絵柄からレモンを外すメーカーも出てきたようで、
現在のスロットマシンでは、レモンがあったりなかったりするようです。
余談ですが、スロットにある「BAR」というリール絵柄は、
ガムのブランドマークだそうです。(知らなかったー)
100年あまりもリール絵柄に残っているなんて、なんだかすごいですね。
もしも、他にもこんな由来や理由を知ってるよ!と言う方がいたら、
ぜひ教えてください。
今回はここまでです。
また次回のブログでお会いしましょう。
この記事を書いた人
- 面白いと思ったモノ・コトを解析して、広く報せることに喜びと生きがいを感じる人です。ブログではウェブ解析のことや、日々の気づきを綴っています。現在は海外赴任でオレゴン州ポートランド在住。Global Business Strategic マネージャー。